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ランチア生産中止品ラジエーターホース|輸入車パーツ故障原因と交換

2016.07.22

外車部品専門店パーツスペシャリスト山口です。
輸入車パーツに関する情報を、皆様のお役にたてるよう心がけ発信します。
今回の更新では主にラジエーターホースをピックアップ。
夏に多くなる冷却系のトラブルについて考えてゆきます。

ランチア(LANCIA) デルタ冷却装置故障



ラジエーターロアホース,オイル漏れ,オーバーヒート,輸入車パーツ.jpg 「生産中止品で手に入らないパーツが多く困っているのですが、、何とかなりませんか?」
先日、ランチア(LANCIA)デルタ、オーナー様からお問い合わせいただきました。

内容は冷却関係のパーツでラジエーターホース(アッパー、ロア)ウォーターポンプ、ウォーターホース、LLC(ロングライフクーラント)他、ENGオーバーホールキット、リブベルト、タイミングテンショナー、バランスシャフトベルト、テンショナー、LHMオイル等の同時注文です。

生産中止品を含め商品を早速手配し、翌日にはエンジン冷却関連のパーツを出荷させていただいたのですが。
何故こんなにも沢山のパーツを同時に交換しなければならない状況になってしまったのでしょうか?気になりませんか?
その始まりは、どうやらラジエターロアホースに障じた小さな亀裂にあったようです。

今回はお問い合わせいただきましたランチア(LANCIA)デルタを例に、輸入車パーツの故障原因と解決策について考えて行きたいと思います。

■メーカー:ランチア(LANCIA)
■車種:デルタ
■ラジエーターロアホース詳細

輸入車パーツ,ランチア,ラジエーターホース,生産中止品.jpg

ラジエーターホースの亀裂から滲み出た冷却水


冷却水が滲み出てしまっていたラジエーターホース。
重度になると滴り落ちるほどになってしまう事も。
さて、今回のランチャーではどの様な状況になってしまっていたのかを、簡単におさらいしておきましょう。

経年劣化による亀裂・オーリング等の劣化
ラジエーターホースは常に高温にさらされています。
ゴム製であるホースも硬くなりひび割れしやすくなってしまいます。
ランチャー・デルタのラジエーターホースにあった冷却水の滲みには、以前から気がついていたらしいのですが、忙しい毎日、、なかなか手をつけられずにいたそうです。

接合部分であるホースバンドの劣化
この部分も劣化してしまっていたようです。
長く使っていれば当然張力も低下していきます。
この部分から水漏れが発生するケースも多々ありますよね。

エンジン冷却の為には冷却水の循環はとても重要な事なのですが、この冷却水がラジエーターホース接続部や亀裂から漏れ出してしまうと、エンジン熱を下げられなくなってしまい、オーバーヒートを引き起こしてしまいます。
(ラジエーターについて詳しい内容はこちらの輸入車パーツ故障原因と解決策をご覧下さい)

簡単に纏めると、冷却水が漏れ出てしまう事でエンジン冷却が十分に出来なくなってしまう。
そうなると、ウォーターポンプや他の冷却装置にも影響が出てきてしまうわけですね。

同時交換はするべき?アッパーホース、ロアホース

LLC(ロングライフクーラント)



■なぜ同時交換を?

記事冒頭に記載したお問い合わせ内容にアッパーとロア、2つのラジエーターホースがあります。
今回のランチャーデルタにあった水漏れはアッパーホースだけだったそうですが、ロアも併せた同時交換を行っています。
不具合はアッパーホースだけなのにどうして?
そう思われる方もいらっしゃるでしょうか?

先にも記載したように、ラジエアーターホースは非常に過酷な環境に設置されています。
その経年劣化によって亀裂が入ってしまったりするわけですが。
不具合が発生してしまったアッパーと、同様の期間使用したもう一方のロアホースも同時交換が推奨されています。
そのメリットは?次の様に書き出すと更に具体的でしょうか?

・再度、整備に出す可能性を軽減 : 片方を修理して直ぐにもう片方に不具合が発生する事は実際に多々あるようです。
工賃にしても、修理に出すその手間にしても、重複してしまう可能性が高いなら一度で済ませてしまいましょうといった事です。
勿論、全ての方の全てのケースにあてはまるわけではありません。
参考までに読んでいただけたら幸いです。

■LLC(ロングライフクーラント)
こちらの交換は必須でしょう。
ラジエーターホース交換時には、既存の冷却水を全て取り除いてから出ないと作業を進行できません。
その為、ロングライフクーラントの交換は必須です。
クーラントを定期交換されているか否かでも、ホース類をはじめ冷却パーツへの影響は変わってきます。

交換時期の目安は?



「10万Km毎」一般的に推奨されている数字として良く見かけるかもしれませんね。
しかし、ラジエターホースに限らず、こういった数値はあくまでも目安です。
先ほどの同時交換などの時に、数値の目安として参考に良いのではないでしょうか。

人それぞれに違う生活や、運転環境から適切なタイミングを計るには、「漏れがないか」、「高温により部分的な膨らみが起きていないか」といったこまめな点検も大切かと思います。
忙しい毎日、それが大変ではあるのですが、、、。

もしも故障が発生してしまったら、その時にはしっかりと整備しておきましょう。
不明点は遠慮なく担当者さんに質問を。
ご自身の車に必要な、適切な整備を心掛けたいものですね。

輸入車パーツ専門,ランチャー、ラジエーターロアホース.jpg

ボンネットから煙、、、!オーバーヒートを起こしてしまった、、。

こんな時どうしたらいいの?



では、最後にオーバーヒートしてしまった時の注意点を調べておきました。
直ぐにエンジンを切った方が良い場合、またそうではない場合。
危険な行為、ラジエーターキャップを開けてはいけない理由などについて。

■オーバーヒート時には、すぐにエンジンを切るようにしましょう
ラジエーターのトラブル等で冷却水が減ったことが原因でのオーバーヒート、又は、冷却ファン駆動系の異常が原因での場合、すぐにボンネットを開けエンジンを止めたほうが良いかと思います。
そのまま回してしまうと、最悪の場合エンジンに深刻なダメージを残してしまいます。
エンスト・オーバーヒート後に自走して移動するのは極力避けましょう。

■高速回転高負荷運転を長時間多用した事によるオーバーヒートの時には
ボンネットを開け、エンジンは回しておくようにしましょう。
冷却水が循環する事で冷却ファンが回り温度を下げてくれます。

■危険です!ラジエーターキャップを開けないで
高速走行直後、冷却水は100℃以上の高熱を帯びています。
ラジエーターキャップは内部へと圧力をかけ沸点をあげる役割も持っています。
高熱の蒸気が噴出してしまい、大火傷を負ってしまう危険性があります。

 

毎日快適な運転環境を



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さてランチャー(LANCIA)ラジエーターホースについてブログを進めてきましたがいかがだったでしょうか?
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